新幹線「のぞみ」と「ひかり」の違いとは？速度・停車駅・料金を徹底比較！

東京〜大阪・名古屋・広島などを移動する際、新幹線の「のぞみ」と「ひかり」、どちらに乗るべきか迷ったことはありませんか？🚄💨

「のぞみは速いって聞くけど、ひかりと何が違うの？」
「料金に差があるの？どっちがコスパがいいの？」
「自由席なら、どっちが座りやすいの？」

そんな疑問をお持ちの方のために、本記事では 「のぞみ」と「ひかり」の違いを徹底比較！ 速度・停車駅・料金・使い分けのポイントなど、あなたにピッタリの新幹線を選ぶための情報を詳しく解説します！💡

🚅 ビジネスならのぞみ？
🚅 観光や帰省ならひかり？
🚅 少しでも安く移動したいなら？

この記事を読めば、あなたに最適な新幹線がすぐに分かります！✨ さあ、一緒に「のぞみ vs ひかり」を比較していきましょう！💼🎒

のぞみとひかりの基本情報と違い
のぞみの特徴と魅力
ひかりの特徴と魅力
料金比較！のぞみとひかり、どっちが得？
のぞみとひかり、結局どっちを選ぶべき？
まとめ：あなたに合う新幹線は？
1. 🚅 のぞみとひかりの違いまとめ 🚅

のぞみとひかりの基本情報と違い

「のぞみ」と「ひかり」は何が違う？

新幹線には「のぞみ」「ひかり」「こだま」といった列車種別がありますが、中でも「のぞみ」と「ひかり」は速達列車として人気があります。一見すると似たような列車ですが、停車駅や運行本数、所要時間に大きな違いがあります。

基本的な違いを表で整理すると以下のようになります。

	のぞみ	ひかり
最高速度	285km/h（東海道）、300km/h（山陽）	270km/h（東海道）、285km/h（山陽）
停車駅	少ない（主要都市中心）	やや多い（のぞみより停車駅が増える）
所要時間（東京〜新大阪）	約2時間30分	約3時間
運行本数	多い（約10分間隔）	少ない（1時間に約2本）
利用者層	ビジネス向け	観光・帰省向け
料金	高め（自由席・指定席ともに）	やや安め

このように、のぞみは「とにかく速く移動したい人向け」、ひかりは「コストを抑えながら快適に移動したい人向け」と言えます。特に、ビジネスで新幹線を利用する人にとっては「のぞみ」が定番ですが、ひかりも使い方によっては便利な選択肢となります。

それぞれの運行開始時期と役割

新幹線が開業した1964年、最初に登場した速達列車が「ひかり」でした。当時は東京〜新大阪間を4時間で結ぶ画期的な列車で、日本の交通革命の象徴とも言える存在でした。しかし、その後の技術革新により新幹線の速度が向上し、1992年により速い「のぞみ」が登場しました。

のぞみの登場により、ひかりは「のぞみよりは遅いが、こだまよりは速い中間的な列車」としての役割を担うようになりました。現在では、のぞみがメインの速達列車となり、ひかりは「のぞみの補完的な役割」を持つようになっています。

ただし、ひかりにもメリットがあり、たとえば「のぞみよりも指定席が取りやすい」「のぞみが停車しない駅にも停まる」などの利点があります。そのため、使い方次第では「ひかりの方が便利」というケースも多いのです。

主な利用シーンとターゲット層

のぞみとひかりは、それぞれ異なるターゲットに向けて運行されています。どのようなシーンでどちらを選ぶべきか、詳しく解説します。

ビジネスでの利用

おすすめ：のぞみ
のぞみは、とにかく速いことが最大のメリット。東京〜新大阪を最短2時間30分で結ぶため、出張など時間を重視する人に最適です。また、1時間に約10本運行されているため、ダイヤの自由度も高く、予定変更にも対応しやすいです。

観光・旅行での利用

おすすめ：ひかり
ひかりは、のぞみより停車駅が多いため、観光地へのアクセスがしやすいケースがあります。たとえば、熱海や浜松、三島などの駅に停まるため、観光目的での利用に適しています。また、のぞみよりも乗車率が低く、比較的落ち着いて移動できることもメリットです。

帰省での利用

おすすめ：ひかり
年末年始やお盆などの繁忙期は、のぞみの指定席がすぐに埋まってしまいます。その点、ひかりは本数こそ少ないものの、比較的予約が取りやすいという特徴があります。また、自由席の混雑も、のぞみよりは少なめです。

コストを抑えたい場合

おすすめ：ひかり
新幹線の料金は基本的に列車の種別に関係なく一律ですが、割引チケットやお得なプランを利用する際、ひかりの方が安くなることが多いです。たとえば「ぷらっとこだま」のように、のぞみが利用できない割引商品はひかりに適用されるケースがあります。

このように、用途に応じてのぞみとひかりを使い分けることで、移動の効率が大きく変わります。

どちらが速い？所要時間の比較

やはり、速さの面では「のぞみ」が圧倒的です。実際の所要時間を詳しく比較してみましょう。

区間	のぞみ	ひかり
東京〜名古屋	約1時間40分	約2時間
東京〜新大阪	約2時間30分	約3時間
東京〜広島	約4時間	約4時間30分

特に、東京〜大阪間では約30分の差があるため、「少しでも早く着きたいならのぞみ一択」と言えます。ただし、名古屋や静岡方面に用事がある場合、ひかりの方が利便性が高いケースもあります。

運行本数の違い

新幹線のダイヤは、のぞみ中心に組まれています。そのため、のぞみは1時間に約10本も運行されているのに対し、ひかりは1時間に1〜2本程度しかありません。

のぞみの運行本数（東京〜新大阪）

平均10分間隔
朝夕のラッシュ時はさらに増発

ひかりの運行本数（東京〜新大阪）

1時間に約2本
こだまと交互に運行

この違いがあるため、ひかりを利用する場合は事前に時刻表を確認しないと「思ったより待ち時間が長い」となることも。時間に余裕を持って行動することが大切です。

のぞみの特徴と魅力

最高速度と所要時間

のぞみは、日本の新幹線の中でも最も速い列車のひとつです。東海道新幹線区間では最高速度285km/h、山陽新幹線区間では最高300km/hで運行されており、東京〜新大阪間を約2時間30分で結びます。この速さは、新幹線の利便性を最大限に活かすための重要な要素であり、特にビジネスマンにとっては時間を節約できる大きなメリットとなります。

のぞみの所要時間（主要区間）

区間	のぞみ	ひかり	こだま
東京〜名古屋	約1時間40分	約2時間	約2時間50分
東京〜新大阪	約2時間30分	約3時間	約4時間
東京〜広島	約4時間	約4時間30分	約5時間
東京〜博多	約5時間	ひかりは未運行	約6時間

のぞみの最大の利点は「最短時間で目的地に到達できること」。たとえば、東京から名古屋までの移動を考えた場合、のぞみなら約1時間40分で到着しますが、ひかりでは約20分余計にかかります。たった20分とはいえ、移動が多いビジネスパーソンにとっては大きな差となります。

さらに、のぞみは停車駅が限られているため、スムーズな移動が可能です。途中駅の発着時間を気にせずに、目的地まで集中して過ごすことができます。

停車駅の少なさと速達性

のぞみの最大の特徴のひとつは、停車駅の少なさです。

のぞみの主要停車駅（東京〜博多）

東海道新幹線区間

東京
新横浜
名古屋
京都
新大阪

山陽新幹線区間（博多行きのみ）

新神戸
岡山
広島
小倉
博多

途中駅を最小限にすることで、のぞみは速達性を最大限に高めています。例えば、東京〜新大阪間では「静岡・浜松・岐阜羽島」などの駅をすべて通過するため、ひかりよりも速く移動できます。

また、のぞみは1時間に約10本運行されており、5〜10分おきに発車するため、利用者はスケジュールに合わせて柔軟に移動することが可能です。これは、限られた本数しかないひかりと比べて大きなアドバンテージと言えます。

ビジネスマンに人気の理由

のぞみは、特にビジネスマンに圧倒的な支持を得ています。その理由を詳しく見ていきましょう。

1. 圧倒的な速さ

ビジネス出張では「移動時間＝仕事の時間」と考えられます。のぞみなら、東京〜新大阪間を約2時間30分で結ぶため、日帰り出張も十分に可能です。飛行機と比べても、空港までの移動時間や保安検査の待ち時間を考慮すると、のぞみの方が効率的なケースも多いです。

2. 本数が多く予定が立てやすい

1時間に約10本も運行されているため、急な予定変更があってもすぐに次の列車に乗ることができます。飛行機のように、時間に縛られることが少ないのは大きな魅力です。

3. 充実したビジネス環境

のぞみのN700系・N700S系には、全座席にコンセントが設置されており、パソコン作業をしながら移動できます。また、無料Wi-Fiも利用できるため、移動中にメールやオンライン会議を行うことも可能です。

これらの理由から、のぞみは「忙しいビジネスマンにとって最適な移動手段」としての地位を確立しています。

のぞみの車両と設備

のぞみで使用される車両は、N700A系と最新のN700S系が中心です。特にN700S系は、快適性が向上した最新の新幹線車両で、多くの新機能が搭載されています。

N700S系の特徴

全席コンセント完備（窓側だけでなく、すべての座席に設置）
無料Wi-Fi対応（東海道新幹線内で利用可能）
静音設計（振動や騒音を抑えた設計で快適な乗り心地）
座席のリクライニング向上（より深く倒せるようになり、快適性アップ）
LED照明とUSBポートの設置（グリーン車ではより快適に）

普通車の座席も広めに設計されており、長時間乗車しても疲れにくい構造になっています。特にビジネスパーソンにとっては、車内で快適に過ごせることが重要なため、のぞみの設備の充実度は大きなメリットになります。

また、のぞみは車内販売も充実しており、軽食やコーヒー、アルコール類などを購入することができます。ビールと駅弁を楽しみながら移動するのも、新幹線ならではの楽しみのひとつです。

東海道・山陽新幹線を超えて行けるのか？

現在、のぞみは東海道新幹線（東京〜新大阪）と山陽新幹線（新大阪〜博多）のみで運行されています。九州新幹線との直通運転は行っておらず、博多以遠へ行く場合は「さくら」や「みずほ」への乗り換えが必要です。

しかし、将来的には新幹線ネットワークのさらなる拡充が期待されています。たとえば、リニア中央新幹線（東京〜名古屋〜大阪）が開業すれば、のぞみの役割も大きく変わる可能性があります。

また、東海道新幹線のさらなるスピードアップ計画も進行中であり、のぞみの所要時間が短縮される可能性もあります。

ひかりの特徴と魅力

ひかりの最高速度と実際の運行スピード

ひかりの最高速度は東海道新幹線区間で270km/h、山陽新幹線区間では285km/hです。のぞみよりも若干遅く設定されており、これは停車駅の多さやダイヤの調整によるものです。

たとえば、東京〜新大阪間を走るひかりの所要時間は約3時間で、のぞみと比べて30分程度遅いですが、それでもこだまと比べると約1時間速いです。そのため、ひかりは「速さと利便性を両立したバランス型の列車」と言えます。

実際の所要時間（東京発の場合）

区間	のぞみ	ひかり	こだま
東京〜名古屋	約1時間40分	約2時間	約2時間50分
東京〜新大阪	約2時間30分	約3時間	約4時間
東京〜広島	約4時間	約4時間30分	約5時間
東京〜博多	約5時間	ひかりは運行なし	約6時間

ひかりは、のぞみよりは遅いものの「こだまよりは速い」ため、特定の区間では便利に利用できます。たとえば、静岡県内や浜松・三島などに行く場合、のぞみは通過してしまいますが、ひかりなら停車するため移動がしやすくなります。

停車駅の多さと利便性

ひかりの最大の特徴は、のぞみよりも多くの駅に停車することです。

ひかりの主要停車駅（東京〜岡山間）

東京
新横浜
熱海
三島
静岡
浜松
豊橋
名古屋
岐阜羽島
米原
京都
新大阪
-（岡山まで運行する場合もあり）

停車駅が多いことで、のぞみではアクセスしにくいエリアにも行きやすくなります。たとえば、「静岡〜名古屋」「浜松〜京都」といった移動では、のぞみよりひかりの方が便利な場合が多いです。

また、静岡県内には新幹線の駅が多いものの、のぞみはすべて通過してしまうため、東京〜静岡・浜松間を移動するなら、ひかりの方が圧倒的に便利です。

のぞみと比べた時のメリット・デメリット

メリット

✅ 指定席が取りやすい：のぞみほど混雑していないため、繁忙期でも比較的座席を確保しやすい。
✅ 停車駅が多い：静岡・浜松・豊橋など、のぞみが通過する駅にも停まる。
✅ 運賃が安くなるケースも：エクスプレス予約や特定の割引チケットでは、のぞみより安く利用できることがある。

デメリット

❌ 所要時間が長い：のぞみより約30分余計にかかる。
❌ 運行本数が少ない：1時間に1〜2本しかないため、のぞみに比べると選択肢が限られる。
❌ 東京〜博多直通はない：ひかりは山陽新幹線に直通しないため、新大阪で乗り換えが必要。

このように、ひかりは「のぞみほど速くないが、こだまよりは速い」という特徴を持ち、特定の用途では最適な選択肢となります。

ひかりを選ぶべきシーンとは？

ひかりは、「のぞみだと通過してしまう駅に行きたい場合」や「少しでもコストを抑えたい場合」におすすめです。具体的な利用シーンを見てみましょう。

1. 東京〜静岡・浜松などの移動

のぞみは静岡県内をすべて通過してしまいますが、ひかりは停車するため、静岡・浜松・三島などに行く場合はひかりが最適です。

2. お盆や年末年始などの繁忙期

のぞみは繁忙期になると指定席がすぐに満席になってしまいますが、ひかりなら比較的取りやすいです。

3. コストを抑えたい場合

「ぷらっとこだま」などの割引サービスは、のぞみでは利用できませんが、ひかりには適用されることがあります。そのため、格安で移動したい場合はひかりが選択肢になります。

ひかりの車両と設備

ひかりは、のぞみと同じN700系・N700S系の車両が使用されています。そのため、座席の快適性や設備面では大きな違いはありません。

しかし、車両によっては、のぞみよりもやや古いN700A系が使われることもあります。N700A系は、座席のリクライニングやコンセントの配置がN700S系よりも劣るため、快適性の面では少し差があります。

また、ひかりはのぞみに比べると利用者が少ないため、自由席でも座れる可能性が高く、ゆったりと移動できるのがメリットです。

料金比較！のぞみとひかり、どっちが得？

運賃・特急料金の違い

新幹線の料金は「運賃」と「特急料金」の合計で決まりますが、基本的にのぞみの方が特急料金が高めに設定されています。これは、のぞみが最も速く移動できる列車であり、需要が高いためです。

具体的に、東京〜新大阪間の料金を比較してみましょう。

東京〜新大阪間の料金比較（2024年時点）

列車	自由席	指定席（通常期）	グリーン車
のぞみ	14,720円	15,680円	21,760円
ひかり	14,400円	15,180円	21,260円
こだま	14,400円	15,180円	21,260円

※繁忙期・閑散期により指定席料金が変動する場合があります。

ひかりとこだまの指定席料金は同じですが、のぞみは特急料金が500円高くなっています。これは、のぞみが最速列車としての利便性が高いために設定されているものです。

割引サービスの有無

新幹線には、さまざまな割引サービスがあります。のぞみとひかりで適用できる割引が異なるため、お得に乗車したい場合は要チェックです。

のぞみ・ひかりの割引適用一覧

割引サービス	のぞみ	ひかり	割引額
エクスプレス予約（EX予約）	○	○	約1,000円引き
スマートEX	○	○	約200円引き
ぷらっとこだま	×	×	最大3,000円引き（こだま限定）
JR東海ツアーズのひかり割引	×	○	約1,500円引き
学割	○	○	約2,000円引き

エクスプレス予約やスマートEXは、のぞみ・ひかり両方で使えますが、「ひかり限定」の割引もいくつかあります。特に、「JR東海ツアーズのひかり割引」では、のぞみよりもお得にチケットを購入できるため、コストを抑えたい人にはおすすめです。

お得なチケットの選び方

1. エクスプレス予約（EX予約）を活用する

年に数回以上新幹線を利用するなら、エクスプレス予約（EX予約）に加入するのがおすすめです。年会費1,100円が必要ですが、のぞみ・ひかりの指定席を毎回1,000円ほど安く購入できます。さらに、繁忙期でも比較的予約が取りやすくなるメリットがあります。

2. ひかりを選ぶと500円程度安くなる

のぞみとひかりの料金を比べると、ひかりの方が特急料金が500円程度安いことが多いです。30分ほどの差が気にならないなら、ひかりを選ぶことで節約できます。

3. ぷらっとこだまは最安だけど制約あり

「ぷらっとこだま」はこだま限定の割引チケットですが、料金が格安（東京〜新大阪 10,700円程度）で、新幹線移動を安くしたい人にはおすすめです。ただし、変更不可・乗り遅れ不可というデメリットがあるため、時間に余裕がある場合にのみ利用すると良いでしょう。

自由席・指定席・グリーン車の違い

新幹線には自由席・指定席・グリーン車の3種類の座席があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

自由席（最も安いが座れるかは運次第）

メリット：最も安い。予約なしで乗れる。
デメリット：繁忙期は座れない可能性が高い。確実に座りたいなら並ぶ必要がある。

のぞみの自由席は1〜3号車のみなので、混雑しやすいです。一方、ひかりは自由席が5号車まであることが多く、比較的座りやすいのがメリットです。

指定席（確実に座れる・のぞみは混雑注意）

メリット：確実に座れる。座席の希望（窓側・通路側）が選べる。
デメリット：自由席より少し高い。繁忙期は満席になることが多い。

ひかりの指定席はのぞみに比べて空いていることが多いため、確実に座りたいならひかりを選ぶのもアリです。

グリーン車（最も快適・値段は高め）

メリット：座席が広く、リクライニングが深い。静かで落ち着いた環境。
デメリット：料金が高い（指定席より約5,000〜6,000円高い）。

のぞみのグリーン車は、ビジネス利用が多いため、平日でも埋まりやすいです。一方、ひかりのグリーン車は比較的空いているため、ゆったりした移動をしたい場合にはひかりを選ぶのもおすすめです。

コストパフォーマンスが良いのはどっち？

「のぞみ」と「ひかり」、どちらがコスパが良いのかは利用目的によって異なります。

のぞみが向いている人

✅ 時間を最優先する人（30分の差が重要な場合）
✅ 急な予定変更がある人（本数が多く、乗り遅れても次の列車にすぐ乗れる）
✅ 東京〜大阪・名古屋などの大都市間を移動する人

ひかりが向いている人

✅ 少しでも安く移動したい人（のぞみより500円程度安い）
✅ 指定席を取りやすい列車がいい人（のぞみは混雑しがち）
✅ 静岡・浜松・豊橋など、中間の駅に行く人

「東京〜新大阪の移動で30分の違いが気にならないなら、ひかりを選ぶのもアリ」。逆に、「1分でも早く移動したい」「本数が多く選択肢がほしい」ならのぞみを選ぶのが正解です。

のぞみとひかり、結局どっちを選ぶべき？

東京〜大阪移動ならどっちがいい？

東京〜新大阪の移動を考えた場合、のぞみとひかりの最大の違いは「所要時間」と「料金」です。

項目	のぞみ	ひかり
所要時間	約2時間30分	約3時間
運行本数	1時間に約10本	1時間に約2本
特急料金	高め（+500円程度）	やや安い
停車駅	東京・名古屋・京都・新大阪など主要駅のみ	途中駅（静岡・浜松・豊橋など）にも停車
利便性	速さ重視・ビジネス向け	コスパ重視・観光向け

どんな人がのぞみを選ぶべき？

とにかく速く移動したい
時間に厳密なスケジュールを組んでいる
のぞみの方が本数が多く、予約の自由度が高い

どんな人がひかりを選ぶべき？

少しでも安く移動したい（500円の差）
混雑を避けて快適に移動したい（指定席が取りやすい）
途中の駅（静岡・浜松など）を利用する

東京〜大阪間で最も重要なのは「30分の違いをどう考えるか？」です。30分の差が大きいと感じるならのぞみを選ぶべきですが、コストや快適性を優先するならひかりの方が適していることもあります。

旅行・出張・帰省、それぞれのおすすめ

利用目的によって、のぞみとひかりのどちらが適しているかが変わります。

利用目的	おすすめの列車	理由
ビジネス出張	のぞみ	速さ最優先。時間を節約できる
観光旅行	ひかり	コスパが良く、途中の観光地にも行きやすい
帰省	ひかり	混雑が少なく、自由席や指定席が取りやすい
急な予定変更	のぞみ	本数が多く、柔軟に予定を組める
格安移動	ひかり（またはこだま）	料金が安くなる場合がある

たとえば、東京から京都・大阪に観光へ行く場合、時間に余裕があるならひかりを選べば500円安くなり、指定席も取りやすくなります。一方、ビジネス出張なら、速さ重視でのぞみを選ぶのが一般的です。

混雑状況と座席の取りやすさ

新幹線の混雑状況は、列車の種類によって異なります。

のぞみの混雑状況

平日の朝・夕はビジネス利用が多く、指定席が埋まりやすい
お盆・年末年始は自由席も満席になることが多い
自由席は1〜3号車のみのため、座るのが難しい

ひかりの混雑状況

のぞみほど混雑しないため、比較的座りやすい
自由席が4〜5号車まであることが多く、座れる確率が高い
繁忙期でも、のぞみに比べると指定席が取りやすい

座席の取りやすさを考えると、のぞみは本数が多くて選択肢が広いものの、混雑しやすいのがデメリットです。特に自由席は埋まりやすく、立ち席になる可能性もあります。一方、ひかりはのぞみよりも混雑が少なく、自由席でも座れる可能性が高いため、ゆったり移動したい人には適しています。

使い分けのポイント

のぞみとひかりのメリット・デメリットを踏まえた上で、どのように使い分けるべきかをまとめました。

シチュエーション	のぞみを選ぶべき？	ひかりを選ぶべき？
時間が最優先	✅ 速さ重視ならのぞみ	❌ ひかりは約30分遅い
コストを抑えたい	❌ のぞみは高め	✅ ひかりの方が500円程度安い
自由席で座りたい	❌ 混雑していて座れない可能性が高い	✅ ひかりの方が自由席が多く、座りやすい
観光地への移動	❌ 主要駅しか停車しない	✅ 熱海・静岡・浜松などの中間駅にも停車
急な予定変更がある	✅ 本数が多く、すぐに乗り換え可能	❌ 1時間に2本程度なのでタイミングが合わないことも
繁忙期（お盆・年末年始）	❌ 混雑が激しく、指定席も埋まりやすい	✅ ひかりなら比較的取りやすい