ジグソーパズルは、多くの人が一度は楽しんだことがある遊びです。空いた時間に少しずつ進めることができるので、気軽に始められます。
パズルを組み終えた後、飾りたいと思ったことはありませんか？そのためには、専用の接着剤が必要ですが、わざわざ買いに行くのは少し面倒ですよね。
今回は、家庭にあるものでジグソーパズルを接着する方法をいくつか紹介します。
おすすめのジグソーパズル接着剤代替品
木工用ボンド
木工用ボンドはそのままでは固くて塗りにくいので水で薄めます。初めは白いですが乾燥すると透明になるため、パズルの美しさを損ないません。しかし、木工用ボンドは専用製品ではないため、接着目的に限ります。光沢は出ませんので、専用接着剤のような仕上がりにはなりにくいです。
☆必要なもの
- 木工用ボンド
- 水
- 容器
- 柔らかいブラシやスポンジ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート（作業スペースを保護するため）
☆やり方
- 作業スペースを新聞紙やビニールシートでカバーして、パズルをのせます。
- 容器に木工用ボンドを入れ、少しずつ水を加えて塗りやすい硬さに調整します。
- ブラシやスポンジでパズル全体に薄く均一に塗り広げます。
- 完全に乾くまで待ちます。
注意点：パズルの材質によっては色がにじむことがありますし、時間が経つとボンドが黄変する可能性もあるので、注意が必要です。
PVA接着剤
PVA接着剤も選択肢の一つです。一般的にPVA接着剤の粘度は木工用ボンドよりも低いことが多いので水で薄める必要はありません。その分、木工用ボンドよりも簡便です。
☆必要なもの
- PVA接着剤
- 柔らかいブラシ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート
☆やり方
- 作業スペースを新聞紙やビニールシートでカバーします。
- パズルを平らな面に置き、ブラシを使用してPVA接着剤をパズル全体に均等に塗布します。
- 接着剤が透明になり、完全に乾燥するまで待ちます。
注意点：パズルの材質によっては滲むこともあります。塗布する際には、素早く均一に行い、ブラシで強く押し付けすぎないようにしてください。木工用ボンドと同様に乾燥後に透明になりますが、光沢はあまり出ず、自然な仕上がりになります。
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モッドポッジ
アートやクラフトの世界で広く使われるモッドポッジは、ジグソーパズルの糊としても使えます。モッドポッジは塗布しやすく、乾燥後には透明で光沢のある保護膜を形成します。これにより、パズルの色が鮮やかに保たれ、時間が経っても色あせることがありません。モッドポッジは防水性があり、湿気や汚れからパズルを守るため、保存状態を長持ちさせることができます。
☆必要なもの
- モッドポッジ
- 柔らかいブラシまたはスポンジブラシ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート（作業スペースを保護するため）
☆やり方
- 作業スペースを新聞紙やビニールシートでカバーし、パズルを置きます。
- ブラシを使って、パズルの表面全体にモッドポッジを均等に塗ります。端から端まで薄く広げてください。
- 最初の層が乾燥するまで数時間待ちます。必要に応じて、追加の層を塗ることができます。
- 完全に乾燥すると透明になり、パズルは保護されます。
注意点：ブラシストロークを均一に保つことで、表面がなめらかになります。乾燥中はホコリや汚れが表面に付着しないように注意してください。一般的にモッドポッジはクラフト用途で広く使用されており、紙や写真にも安全に使えるように設計されているため、絵柄がにじむことはあまりないでしょう。薄く均一に塗布し、ブラシを何度も同じ箇所に重ねて擦らないようにすることが重要です。
洗濯糊
洗濯糊は光沢は出しにくいですが、パズルのピースをしっかりと固定するのに役立ちます。
☆必要なもの
- 洗濯糊
- 水
- 容器
- 柔らかいブラシやスポンジ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート
☆やり方
- 作業スペースを新聞紙やビニールシートでカバーして、パズルをのせます。
- 容器に洗濯糊を入れ、水を少しずつ加えて糊を伸ばします。
- 糊がさらさらになったら、ブラシやスポンジを使って薄く均一に塗り広げます。
- しっかりと乾かします。
注意点：薄めた糊は強度が低くなるため、パズルが破れるリスクや色がにじむリスクがありますので、使用する際は注意が必要です。
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障子用の糊
障子用の糊は本来、木材や障子紙の接着に用いられるもので、適度な粘着力を持っています。もともとそれほど粘度が高くないため、水を少し加えることでさらに滑らかに塗ることが可能です。
☆必要なもの
- 障子用の糊
- 水
- 容器
- 柔らかいブラシやスポンジ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート
☆やり方
- 作業スペースを新聞紙やビニールシートでカバーして、パズルをのせます。
- 障子用の糊を容器に入れ、少量の水を加えてよく混ぜます。
- ブラシやスポンジでパズルの表面に均一に糊を塗り広げます。
- 完全に乾くまで待ちます。
注意点：障子用糊は光沢が出ないため、ジグソーパズル専用糊のような艶を望む場合には向きません。
液体糊
液体糊はそのまま使えるため、水で薄める手間が省け、誰にでも扱いやすいです。液体糊は糊の容器から取り出してブラシなどで塗ることもできますし、スポンジ付きの糊であれば直接塗り広げることもできます。
☆必要なもの
- 液体糊
- 柔らかいブラシやスポンジ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート
☆やり方
- 作業スペースを新聞紙やビニールシートでカバーして、パズルをのせます。
- 液体のりをブラシやスポンジを使ってパズル全体に均一に塗り広げます。
- 完全に乾くまで放置します。
注意点：液体糊は乾燥が早いので、速やかに均一に塗ることが重要です。また、液体糊は艶が出ないため、マットな仕上がりになります。
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スプレー接着剤
スプレー接着剤は、薄く均一にコーティングすることができるため、パズルの表面にムラなく接着剤を塗布するのに適しています。接着剤が乾燥すると透明になり、パズルの表面をしっかりと保護します。展示用にパズルを保存する場合に特におすすめの方法です。
☆必要なもの
- スプレー接着剤
- 新聞紙やビニールシート
- マスク（スプレー接着剤を吸入しないため）
- 平らな作業スペース
☆やり方
- 換気の良い場所に平らな作業スペースを確保し、マスクを着用します。
- パズルを作業スペースに置き、スプレー缶をよく振った後、パズルから15〜20cm離れた場所からスプレーします。
- 均一にコーティングした後、完全に乾燥するまで待ちます。
注意点：適切な距離（通常は15〜20cm）から軽くスプレーすると良いでしょう。近すぎると液滴が大きくなり、パズルのインクがにじむ原因になり得ます。変色は少ないですが、品質の低い製品を使用すると黄変することがあります。スプレーする際には、換気を良くし、マスクを着用することが重要です。
透明テープ
幅広い透明テープを使って、パズルの裏面をカバーする方法もあります。糊を使わずにパズルを固定できますが、パズルの表面に光沢を与えたい場合には不向きです。
☆必要なもの
- 透明テープ（幅広のもの）
- カッターまたははさみ
- 平らな作業スペース
☆やり方
- パズルを組み立てた状態で、裏面が上になるように置きます。
- テープをパズルの一端からもう一端まで慎重に貼ります。テープが少し重なるようにして固定します。
- パズル全体をカバーするまで繰り返します。
- 最後に、はみ出したテープをカッターまたははさみで切り取ります。
注意点：テープを貼る際にしわや空気が入らないように丁寧に作業することが大切です。テープが重なる部分はしっかりと押さえて、空気が入らないようにしましょう。
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レジン
レジンはその固定力と光沢が魅力で、適切に使用すればジグソーパズルに美しい光沢を与えることが可能です。また、レジンは層を重ねることで更に立体的な仕上がりになります。
☆必要なもの
- レジン
- 容器
- ブラシ
- 平らな作業スペース
- 新聞紙やビニールシート
- UVランプ（または太陽光）
手順
- レジンを容器に入れます。
- ブラシを使用してレジンを丁寧にパズル全体に伸ばします。
- UVランプか太陽光で完全に固まるまで放置します。再度塗り重ねて固めると良いでしょう。
注意点：レジンを使用する際は、パズルの材質によっては滲んだり色が変わる可能性があるため、事前にテストすることを推奨します。また、固まるまでに時間がかかるため、ほこりが入らないよう注意が必要です。
まとめ
ジグソーパズルを完成させた後、そのまま保存しておきたいのに、専用の糊が手元にないと困ってしまいますよね。しかし、市販の糊を使った簡単な代替方法で、手軽にパズルを固定することができます。今回ご紹介した様々な代替品を活用して、壁に飾ってみてはいかがでしょうか。
